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「いのち」を考える

今回のテーマは「支えあいと理解のまなざし」という演題の、こども遺族の会「小さないのち」代表をされている坂下裕子さんのお話でした。 坂下さんはお子さんをインフルエンザ脳症で亡くされたことがきっかけで「小さないのち」を立ち上げるに至ったそうで、今までの演者さんと違い、普通のおかあさんだったのだろうな~という雰囲気が壇上からも漂っていました。奇しくも講演日はお子さんの命日だとのことで、非科学的とは言われてもめぐり合わせというものは存在するような気がします。  今回はサポートする側の考え方みたいなのが焦点だったようで、やはり同じ遺族とはいえ、グリーフで必要とすることには個人差があるので、支えあうつもりでも傷つくことはあり得るわけで、わかってるつもりに気を付けたいな~などと思いました。

とりわけ はっ!となったのは「事実と真実」という考え方。 それは実際にあったことと違う話や前に言ったことと違う話、非科学的な話も本人がそう信じている!今そう考えているならその人にとっての真であり、客観的な事実や情報の正確さ、常識はいくら正しくても意味のない話である、ということ。 多分に年齢をいった親との会話などではよくあることですよね。。昔は私もむきになって事実を主張していましたが、ある時(良く行く飲食店で大ゲンカをしてしまった(^_^;))以来 ふんふんって聞いているようにしています。 認知症などになるとどうなんでしょうね~。。やはり子供としては正解を主張したいところなんでしょうが、そうだよね~って言ってもらえる方が脳も委縮しなくてすむのかな~と考えたりもします。 本当にケアって一言なんですけど個々人違うので難しいですよね。。

さて今回の講演で引用されていたので読んでみようと思う書籍を2点。

一点目は「サポートグループの実践と展開」引用されていたのは次の部分。 「当事者グループの考え方:悲しみや悔いを持ちながらも生きていくことができる力を取り戻していく。しかしその過程も要する時間も個人によってさまざまである。一旦回復したかのように見えても、悲しみは突然、発作のように襲ってくることがある。悲しみや悔いは消えるものではない。中略揺れを受け止め、寄り添うことで揺れを素直に出せる場として、またその人がその人のままでいられる場として、サポートグループが存在することを願う」 二点目は「死別の悲しみに向き合う」著者は前々回の演者さんでもある坂口幸弘さん。引用されていてはっ!となった部分は「あなたにとって聴いているのがつらい話でも、話をさえぎったり話題を変えたりしないように意識することが大切である。」というところ。 どうしても茶化したり避けたりしがちです。友達としてだと特に線引きが難しいですよね。 あれやこれやの頭でっかち炸裂してますが、引出は多い方が良い!ってことで♪ らぶ♪ピース♪はーもに

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